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みのりさん(2007年度北海道・中学国語)の合格体験記


あつかましくも合格報告させていただきます。お金のない学生の立場の体験記ですので、参考になればとメールさせていただきました。
1、一般・教職教養対策
 周りの友達は年末の予備校の集中講義などに出ていましたが、私はお金がなかったのであきらめ、参考書は買いませんでした。そんな私の勉強法です。
@過去問や教採関連の雑誌に載っている問題を解きます。
Aできなかった問題の出典を調べ、インターネットで検索します。
B答申の類は文科省HP、法律関係はこのHPなどで探せます。
C検索したものをプリントアウトし、マーカーを引いて、白紙に自分なりにまとめます。
 この@〜Cをひたすら繰り返し、まとめたものをトイレに貼る、という作業を繰り返しました。参考書を買う必要はなかったように思います。
ただ、スキマ時間の暗記用に『教育原理』と『教育心理』は一ツ橋書店の薄いものを買って持ち歩くようにしていました。
 北海道の一般教養は癖があります。特に美術と音楽は日頃の教養が問われます。小さなことに疑問を持ち、調べる姿勢の積み重ねだと思います。
 
2、専門対策
 私の専門は国語科ですので、これもスキマ時間に指導要領を持ち歩きちょっとずつ読み込んでいきました。過去問などを見ると指導要領の穴埋めが結構出ているので・・・(今年も出されました)その外は国語便覧を眺めて知識を増やすこと、古典はセンター試験レベルのものをひたすら読んでいきました。
 北海道は中学校の国語の専門で漢文は出ません(ひとまず過去問では数年間出ていません)。なので私も諦めて全く手を付けませんでした。
 指導法なども出題されますが、たいがいは指導要領に沿って解くものだと思います。指導要領さえ流れが入っていればあまり問題ないと思います。
 
3、2次対策
 北海道の中学校国語の2次は、適性検査(YG,クレペリン)、小論文(800字)、個人面接・場面指導(25分)、集団討論(45分)です。
 私は文章を書くのは好きですし、面接も緊張しない性格なのであまり不安はありませんでしたが、これも日頃からどれだけ教育問題や自分自身ついて真剣に考えられるか、だと思います。よく私がやるのは、シャワーを浴びながら(またはトイレや食器を洗っているときなど)、『私は教師になって何がしたいか?』(または面接の頻出質問など)ということを真剣に考え、作業が終わるまでとにかく自分で小声でしゃべり続けてみる、という方法です。自分でしゃべることで整理もつきますし、それを繰り返すうちに自分なりに伝えたいことが見えてきます。
 集団討論はとにかく友人たちと何度も繰り返して練習しました。
 個人面接は大学で対策などしてもらいましたが、結局は先ほど述べたような練習方法です。しかし、練習と大きく異なるのは『本番は隣でもう一人面接されている』という状況です。個人面接なのですが、ひとつの教室の前と後ろを机の山で仕切り、二人の受験生が同時に面接されます(つまりひとつの教室に面接官二人&受験生一人×2)。なので、隣の話し声も聞こえますし、場面指導の声は特に聞こえます。私はお題が『HRでの不審者への注意呼びかけ』だったのでクラス全体に通るように大きな声で場面指導を行っていましたが、隣の受験生は『不登校生徒への働きかけ』でした(これでわかるように隣の声は本当に聞こえます)ので小さな声での語りかけでした。
となりの人に躊躇せず、場に応じた対応ができるかが大切だと感じました。
 
 長々と書いてしまいましたが、結局私が教員採用試験で使ったものは
用語辞典☆☆★
原理&心理暗記本★★★
北海道過去問(一般・教養)(中学国語)☆★★
教員養成セミナー(特集を見て必要なのだけ2冊)★★★
国語便覧☆★★
指導要領★★★
インターネット★★★★
 
くらいです。友人は参考書代などで2〜3万といっていましたが、私は1万円程度です。専門書は買うと高いので、インターネットなどを利用して賢く安く合格できたら、と思い、体験談を送らせていただきました。
完全に自己流ですが、私と同様に『予備校や、講義を受けるとやった気になっちゃう』人にはオススメです。
お金がなくても、倍率6.6倍でA採用は勝ち取れます!!
ぜひ、頑張ってください。

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