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くぼっちさん(2007年度岡山県・小学校)の合格体験記


お蔭様で今回2回目の受験で採用試験に合格することができました。これから岡山県での採用を目指す人に少しでも参考になればと思い投稿します。

☆筆記対策(小学校全科)
 知る人ぞ知る「ランナー」をメインで学習しました。赤ペンで答えを書き込んで、紙に書いたり声に出したりしながら繰り返し学習しました。
 主要4教科はもちろん大切ですが、岡山の場合は実技系科目(家庭科、音楽、図工、体育)や総合、道徳、特別活動の領域についての問題も必ず出るので忘れずに。
 実技系科目はランナーで十分ですが、領域の問題については文科省の学習指導要領を隅々まで読んでおくほうが良いでしょう。けっこう細かいところから出ます。領域系は学習指導要領からの出題がほとんどです。
 また全ての科目において学習指導要領からの出題がとても多いです。岡山の専門教養は記述式なので、目標や内容の虫食い問題というのはあまりなく実践的な問題が多いので、私はあまり読めてないんですが、学習指導要領解説もよく読んでおくほうがいいでしょう。

☆筆記対策(総合教養)
 まず全体的なことですが、岡山の専門教養試験はマーク式です。一般と教職が8対2くらいの割合で出ます。
 一般教養は社会系の出題がやや多いのが特徴です。政治経済、地理歴史など様々な問題が出ます。それと理科の問題が文系の人間にとってはちょっと難しい(私が特にアホなだけかもしれないけれど)ので、高校の教科書などで復習することが必要です。あとは公務員試験で見られるようなグラフを読み取る問題が数問出ますが、時間をかければ必ず解けます。確実に得点できるので最初に解いてしまうといいでしょう。その他国語数学英語は中学生レベルからそう離れてはいないので、普通に対策していれば大丈夫です。とはいえ私にとっては難しいのですが。
 教職教養は出題数が少ないですが、やっていれば必ず解けるので是非捨てないでほしいです。面接の対策にもなりますから。ランナーと、最新の答申、教育委員会のホームページを見ていればまず解けます。

☆面接対策
 はっきり言って採用試験の合否は面接で決まります。筆記はできたに越したことはありませんが、面接は本当に大事です。
 したほうがいいこととしてはまず、教育時事に敏感になることです。ニュースや新聞にある教育時事について最低限知る。その上で自分の考えを持つことです。自分はこう思う、こうしたいと考えることが大切です。
 それと同時進行にネタ帳を作ることです。教育時事や自分の履歴に関すること、志望動機などについて300字前後の原稿を作っていきます。原稿を作ると不自然になるとか言う人がいますが、これをやっていないと受かりません。自分の考えをしっかりと綴っておきましょう。私は300項目くらい作りました。これだけ作っておけば、どんな質問が来てもほとんど答えることができます。またただありふれた言葉で書くのではなく、かっこよく名文であるべきです。たくさんの受験者と差別化をはかるためには、ある程度輝いた言葉を生み出さなければならないと思います。文章は友人や大学の教授、職場の先生などに見てもらうといいでしょう。このネタ帳つくりが貴方の合否を決めます。

☆実技、論文
 岡山の実技はピアノ、水泳、鉄棒、バスケ、その他ボール運動です。
 ピアノは共通教材の2学年分の中から、当日指定された1曲を弾き歌いします。私はピアノを習っていたので難なくできましたが、市販の楽譜が難しい人は、コードと旋律だけの簡単なものに編曲してしまうといいでしょう。ピアノが得意な友人にお願いしてみてください。
 水泳は平泳ぎとクロールをあわせて25mです。平泳ぎが変な人が多いので、苦手な人は友人に指導してもらうといいでしょう。
 鉄棒は逆上がりと前方支持回転と踏み越し降りの連続技です。前方支持回転ができない人が多いです。私も直前までできませんでしたが、本番で奇跡的にできました。とにかく練習あるのみです。
 バスケは、リバウンドをしてワンフェイク、8の字ドリブルからレイアップです。
 ボール運動はバレーボールで10mくらいのキャッチボールをして、ボールを投げ上げて回転してキャッチして、最後は的に当てるという一連の流れです。キャッチボールくらいは練習してもいいでしょう。
 論文は810字、50分です。一枚の用紙に書きます。題材は割と単純なものが多いのでそんなに苦労はしなかったですが、時間が少ないので練習はしておくと良いでしょう。

☆最後に
 今年の岡山県の小学校の倍率は5,4倍くらいでした。一次試験の集団討論の人数が5人程度なので、単純に考えてその中で1番になる必要があります。私は筆記試験はかなり出来が悪かったです。でも面接は努力の成果もあって、自分なりにはかなりしっかり出来た気がします。とにかく面接が大切です。いつもどおり挑めばいいなんて考えて適当に挑むのではなく、面接こそきちんと対策をすべきだと思いました。活き活きと教育を語って、皆さんも是非合格してください。採用試験の合格は一つのゴールでもありますが、スタートでもあります。それを心にすえて、日々精進していきたいと思っています。皆さんに幸多からんことを祈ります。

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