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Dr.Kさん(2004年度新潟県・高校理科)の合格体験記


自己紹介(経歴):
大学院を卒業後、たまたま高校で非常勤をする機会があり、それがきっかけで教職を目指しました。
(当時は教員免許もなかった)。大学を辞めて無職になったのち、一般企業に就職する。
今年初めて採用試験を受験し合格。

受験までの準備:
情報と理科のどちらで受けようか迷っていたので、5月の募集発表まではあまり勉強しませんでした。
そのかわり本を多く読みました。(私は教職課程を履修していないという事もあり、実際の教育場面に関する本をよく読みました。)
それで教育に関する自分なりの考えをまとめておきました(こういうのって、短期間では身につかないと思います)。

専門教養:
大学入試用の問題集を3冊ほどやりました(中堅私立大レベル)。
時間は会社から帰宅後に3時間程度、休日はそのくらい倍でした。
会社のせいで勉強時間がなかなか取れなかったので、本を持ち歩いて何処でも読んでました。
勉強量は少ないですが、専門は大学院でずっと勉強していたので少しは自信があったということもあります。

教職教養:
やはり本をたくさん読み、仕上げに問題集を3,4冊やりました。
教職教養ランナーなどは説明が足りないし、要点も分かりにくい気がしたので、過去問題集を中心に勉強しました。
あんなに広い範囲をただ暗記するのは自分には無理と判断したので、
まずは過去問題集をよーく読んで、出題の傾向をつかみ、重要な部分を集中的にやりました。
教育原理や法規は暗記ではなく、根底にある考え方をつかむことを重視することで考え方も身につくと思います。
基本ですが、できなかった問題は繰り返しやり、なぜ間違ったのかをよく考えました。

一般教養:
微塵も勉強せず。新聞を読んでいたくらいでしょうか。
あとはやはり本をいろいろ乱読してました。(理科系が主でしたが。)

小論文:
教育関係の書籍をたくさん読んで、そこから自分の考えをまとめておきました。
その後、小論文の書き方に関する本を数冊読み、小論文の練習をしたあとに更に何回か読み返しました。
練習はワープロで5,6回、手書きでは時間と字数を計って3回程度です。
あとはBBSやメーリングリストなんかでいろいろな意見を見るようにしてました。
作文においては、これまで大学院で指導教官に鍛えてもらったのが役に立ったと思います。
論文などを書いたことのない人は、もっと練習したほうがいいと思います。
そしていろんな人にとことんケチをつけてもらうといいです。それで相手を論破できるようになればきっと大丈夫です。
あとは、生活上のあらゆる場面で「もし教師だったらどうやって指導しようか」といろいろ考えて悶々とイメトレしてました。

<実際の試験>
私は今年初めて採用試験を受けました。周りの受験者の印象は、、、
・半分はお祭りに来ているかの印象を受けた。
・3分の1は死地に赴くかのような真剣な表情でした。
・6分の1くらいが悟ったような余裕のある印象でした。
「競争相手は実質3分の1強だな、、」と勝手に納得する。
余談ですが、試験が終わった後に外でタバコ吸ったり、ゴミを捨てている人が結構いましたね。
そういう人は必ず落ちてると思います。

<1次試験>
1.小論文・・・生徒指導に関する内容でした。内容で差はつかないと思ったので、
「簡潔に、分かりやすく順序だてて」を心がけました。
作文は最初の骨子がいかに早く作れるかにかかっていると思います。あとは慣れです。
実は残り5分になって一文まるごと重複しているのを見つけ、あわてて書き直しました。
内容に関してですが、個性的な内容なんかいらないと思います。
当たり前のことを「いかに説得力を持って分かりやすく記述できるか」。あとは「文章の流れが不自然じゃないか」。
そんなトコじゃないでしょうか。もし誰もが納得できる画期的な意見なんか出せる人がいたら、
その人はきっと学者にでもなった方がいいと思います。

2.専門教養・・・レベルとしては、大学での授業程度の内容は理解している必要が
あると思います。
私は受験対象が高校なので大学入試の範囲で十分なのだろうと思ってましたが、専門的な出題が多くて驚きました。
高校の先生が作られたのでしょうか?少し感心しました。
しかし、極端に難しい問題を解くよりも幅広く勉強した方が良いと思います。
あとは新聞に出るくらいの重大&最新トピックは知っていたほうがでしょう。(理科なら日経サイエンスとか?)
あと、記述が多いので単なる丸暗記でなくきちんと人に説明できるようにしておいた方がいいです。
自己採点では正答率7〜8割くらいだった思います。

3.模擬授業・・・私は今年初めて受験なので、模擬授業があるということを知らず、またも焦りました。
しかし、それを表面に出さず、落ち着いた様子を演技しました(脳内はフル活動)。
気をつけた点としては、、
1.大きな声でゆっくりと 2.なるべく簡潔に要点を中心に説明 3.緩急をつけて(物語を朗読している気分で)。
正直言うと、少し時間が足りませんでしたし、あれはこうすれば良かった〜、と結構反省もしました。
しかしなによりも、自信なさそうなのが一番マズイのだと思います。
自分が生徒なら、おろおろしてる先生なんか信用できませんよね?
仮に間違いを指摘されても「いや〜、すいませんでした!」と、にこやか&堂々とした態度でいきましょう!

<2次試験>
1.教職教養・・・新潟県は教職教養と一般教養が混在して出ます(教職:一般=7:3)。
しかし、今年はそれが逆転で(教職:一般=3:7)でした。おそらくは皆さんが焦ったことでしょう。
一般教養に関しては、、理系はパーフェクトだったと思いますが、政治や文学などはダメダメでした。
一般教養は皆が駄目だろうと思ったので、教職教養を落とさないように心がけました。
教職教養に関してですが、過去問題を見ると分かりますが内容を知っていてもひっかかりやすい問題が多いです。
問題慣れしておくことが重要でしょう。
自己採点では正答率6〜7割くらいだった思います。

2.集団面接・・・6人くらいが一室に入り、与えられた議題に沿って議論する試験形式。
正直、かな〜り緊張してました(変な汗は出るし、声はうわずるし)。個人面接のほうが楽です。
しかし、これってなんのための試験なんでしょうか?集団討論といったって、
あからさまに他人を非難することは減点だろうと大抵の人は分かっているので、
「あなたもごもっとも、そして私はこう思います」みたいな、偽善的なやりとりばっかり。・・・タブーを犯さない限り大丈夫でしょう。
ニコニコして人の意見にうなづいて、たまに自分の意見をしっかりと言えれば多分OKです。

3.個人面接・・・いろいろと聞かれますが、過度にならない程度に自分のことをアピールできればいいと思います。
嘘は駄目ですよ。きっとばれますから。あとは落ち着いて堂々としていることでしょうか。
しゃべりすぎはきっと駄目です。気持ちは分かりますが。
聞かれた内容は、受けた動機、現在の仕事内容とそれを教育にどのように生かせるか・・・大体予想できそうな内容でOKでしょう。
自分なりの考えをまとめておくことが重要です。暗記や受け売りはダメです。付け焼刃はすぐに分かります。
あとは生徒指導がありました。「私を生徒だと想定して指導してください」と。
私は偉そうな人間が大嫌いなので、生徒と対等の立場で諭すように話すように心がけました。
それが正解がどうかは知りません。そういった信念が伝わることが重要なのだと思います。
面接官の方が高校生になりきって、「うぜぇんだよ」「かったりぃんだよ」と連発していたのが面白かったです。

< 終わったあとの感想 その他>
正直、採用試験は思っていたより楽でした(今だから言えますが・・・)。
私は大学で教員免許を取得していなかったので、その方が大変でした。
教員資格認定試験にはじまり、通信教育や集中講義、その他諸々の試験などを仕事をしながら一つ一つクリアし、
ようやく今年の採用試験の受験にいたりました。「付き合い悪い」との会社の同僚達の冷たい視線にも耐え・・(笑)
そしてハードスケジュールのため体調も崩しまくり、ノイローゼになって精神科に通いながらも頑張りました。
1次,2次試験中もずーーっと熱があり、医者に休めと言われました(試験が終わったら治りました)。
なので、「今年は採用試験を受けられただけで十分、そして来年こそが本番だ!」と思ってました。
なので合格したことは自分でも意外です。

「私の思う合格の秘訣」。。。
最近よく言われる「人物評価」がかなりのウェイトを占めているように思えます。
知識はすぐに身につきますが、人間性は簡単には変わらないということなのでしょう。
「教員採用試験なんか目じゃないぜ!」といえるような精神修行を積み、それが人間性に表れればきっと合格するはずです。

みなさんがんばってください。(・∀・)

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