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あかねさん(2004年度香川県・小学校)の合格体験記


 私は大学卒業してから講師をしながら受験していました。近年,香川県の教育体制の関係で採用人数が増えたのを機会に,去年から必死に勉強しました。で,去年,はじめて1次合格したけれど2次で不合格。今年はその敗北感から1月から始め,今年の勉強の仕方・ポイントを書きたいと思います。
 
(勉強時間) 講師をしながらの勉強だったので時間の確保が大切。特に今年は,小規模校の勤務で,校内分掌が多く,時間的にもかなり大変だったです。そのため,平日に全部仕事を終わらせ,土・日曜日は勉強というようにけじめをつけてしました。だから,平日はほとんど勉強はしませんでした。体力的に余裕があるときはゲーム感覚で教職関係のインターネットで問題を解いていました。休みの日は文教学院の講習会や連盟の講習会に参加したり,友達と図書館に行ったりとにかく7時間ぐらいしました。
 
〔1次〕
(総合教養) 総合教養は一般教養と教職教養のことです。 香川県の一般教養は一般時事がほとんどなので,毎朝,新聞を読むように心掛けました。特に教育関係,地方情報,試験に出そうなニュースは全部切り抜きをし,いらないノートにはりました。直前に時事通信社「教員養成セミナー」と文教学院「教員試験」の時事特集を使ってノートにまとめました。教職教養は法規と時事,答申を中心に勉強しました。法規は時事通信社の「教職教養スコープ」をベースに大切な法規とそれに関連する法規をノートにまとめました。問題集は時事通信社「教員養成セミナー」と各講習会で使った問題を繰り返し使いました。最低2回以上はしたような気がします。時事,答申は最新の情報が大切だと思って講習会でもらった資料の中から重要だと思ったものは暇をみては読んでました。特に県での教育体制もおさえる必要があったので,図書館においている「教育委員会」月報は熟読しました。
 
(専門) 専門は学習指導要領を中心に勉強しました。香川県の場合,国・算・社・理の4教科だけです。各教科,目標と内容は学年ごとに系統だてるために表を作りました。内容や指導ポイントを覚えるために何度も書きながら熟読しました。ただ,今年は直前に読んだところが出題されたのでラッキーでした。算数と理科に関しては指導方法も問われる傾向があったので,学校から指導書を借りてきて苦手なところだけ読みました。指導法以外の内容は新聞に載っている中学生対象の問題だけを解いたぐらいです。実技もピアノは1週間前から練習したぐらいで,体育・図工については全くしてません。
 
〔2次〕
(作 文) とにかく書きました。書いたら何回か見てもらい,添削してもらいました
 
(模擬授業) 何がでるのかがわからなっかたので,苦手教科だけ教科書を見ました。講習会に参加していたので事前に2回練習して,直したらいいところを教えてもらったぐらいです。
 
〔面接1,2次〕
 自分なりの答えを作る必要はありますが,あまり型に入らない方がいいと思います。これも講習会で練習した程度です。ただ、本番ではたった短い時間で自分をアピールしなければという意識をもってしました。
 
〔最後に〕
 今年は勉強する時間があまりなく,また,1次試験4日前からずっと熱がでて,当日も微熱があり点滴をしながらという悪条件でしたが,なんとか合格までたどりつけました。自分の7年間という積み重ねだけではないと思います。今年,4月から一緒に勉強した友達や前年度・前々年度に合格した友達とのなにげない会話,職場の方,講習会での友達との情報交換。そして何より,健康面や精神面で私を支えてくれた両親がいてくれたこそ,合格ができたと思います。採用試験は机の上の勉強も大切です。でも、それ以上に人間としての勉強も大切です。夢はあきらめてはいけません。毎日,少しずつ前進できるように努力をしていると必ずかなうことを信じてがんばってください。一緒に現場で働けることを心から願っています。

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