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通りがかりの岩手県民さん(2002年度岩手県・高校理科)の合格体験記


・一次試験
@教職教養(選択肢のみ)+論文(1000字程度)
正直、時間が足りません。
教職教養と、論文がセットになっており、時間配分を間違えると、共倒れになります。
論文は「地域に信頼される学校作りが必要とされているが何故必要なのだろうか?あなたの意見を述べなさい。」というものでした。生徒指導的見解から、その方が、生徒の変化に気が付くことが出来る、保護者、地域の方々と共通理解が得られやすいという内容を私は書いた。これが正解かはわからない。
 これは採用後の裏話しなのだが、採用された理科13人のうち、論文を最後までしっかりと書ききった方が何と4人。岩手県の場合、自分が言いたいこと(方向性)がしっかりと見えていれば、文章の長さというものはあまり関係ないものなのかなと感じた。

A専門科目(専門教科1科目)
 他県とは違うのかも知れませんが、岩手の専門試験は「大学入試レベル」の問題です。高校生用の参考書をしっかりとこなしておけばあまり心配はいらない。ちなみに、私の時に出題された問題としては、
 中和熱を求める問題。水素結合、ハロゲン化物の問題。有機合成の問題。中和滴定、それに関する実験器具の名称を尋ねる問題など。

B適性検査
 クレペリンでした。これは、練習あるのみですな。最後まで集中力を切らさない事が大切!

・2次試験
 大切なのは自分が思ったことをストレートに表現することだと思います。
 ちなみに私が試験前に考えていたことは「ウソをつくことだけはやめよう。それでだめだったら自分は向いていないだけのことだ。ただ、礼儀だけはちゃんと気をつけていこう。」ということでした。
 講師をしている方は、校長先生、教頭先生、教務課長の先生などに面接指導をお願いしておいた方が絶対にいいです。学生の方は、担当教授の先生にお願いするのも良いでしょう。とにかく、偉い(もしくは偉そうな)人の前で緊張しない練習を積んでおくことも必要です。

@面接個表の記入
 岩手では、面接の前に「面接カード」らしきものを書きます。まあ、簡単な履歴書のようなものです。漢字に不安のある方は辞書を持参することをお勧めする。

A面接官3対受験者1面接
 やはり、練習不足でした。緊張のため500mlくらい汗をかきました。
 質問内容については、「生きる力とはどのような能力だと思いますか」「どのような学級経営をしたいか」「総合的な学習についてどのような授業を実践するか」「教師という仕事は自分に向いているか?その理由」など。これらの質問に対しては、それぞれの先生方が目指す事は違うので、正確な解答はあり得ないかと思います。それなので、利害関係を無視して、思っていたことを淡々と話したつもりです。その割には結構、言葉に詰まってしまった。

B面接官3対受験者6〜7面接
題目(3つ)
 「理科(化学)の今年度1発目の授業にてどのような導入をするか実際にやってみてください。」
「集会中に居眠りをしてしまった場合、そのことをSHRで生徒に謝罪するか?その場合はどのように伝えるか?」「超〜〜。という言葉についてこのような使い方くらいは認めてくれといった感じで反論してください。」
 就職活動経験組の私にとって集団面接は渡りに船でした。「とにかく目立て!!」を目標とし、真っ先には発言して、自分なりのペースをつかむ。それが集団面接の極意?多分面接の達人(略して面達)にもこんな感じで書いてあるのでは?読んだことがないからわかりませんが。

最後に。
 ここまでこのような駄文をお読み頂きありがとうございました。皆様のご検討をお祈りします。

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